みなさん、こん^^
最近の米農家は諸費用の高騰により経営が圧迫されつつあります。
農業機械・燃料・肥料などすべて値上がりしたにもかかわらず
米価はそれに比例して農家が値上げできるないからです。
なぜなら、米自体は収穫した時点で農協に出荷してしまいますので
個人出荷農家以外は自分で値段設定を出来ないつらさがあります。
農家に残された道は栽培する中でコストダウンを行うことですが
環境こだわり米栽培では農協が示した生産計画で作付けしますので
肥料などの資材はすべて農協指定の商品を使うこととなり
安価な資材を勝手に使えないという足かせがあります。
そんな中、今年から注目しているのが元肥を粒状鶏糞に置き換えることです。
昔から土つくり資材として堆肥を投入されている方は多いですが
肥料成分の多い鶏糞を使ってみようという栽培方法ですね。
元肥だけで穂肥などは有機肥料を使いますが
youtubeの新潟の試験結果では約半分の肥料節約となることが示されています。
今年、自分の圃場で試してみて葉色や分株が少ないと判断したのなら
植えてから肥料を散布できますから試してみることにしたのでした
皆さんご存じの通り、採卵を目的とした鶏糞には
カルシウムが多く含まれており肥料のバランスが崩れています
画像で説明されている通り、苦土が不足すると予想できますので、
ヨウリンを併せて散布しています。
どのような結果となるか楽しみですが
今年は思い切ってすべての圃場に発酵鶏糞を10a/100kg散布しました
混合して散布できる有機コンボも落札購入したのですから
成功してほしいものです。