みなさん、こん^^
愚か者が家を建て♫
愚か者が家を建て♫
砂の上に家を建て♫
雨が降ってきた♫
雨が降って川となり♫
雨が降って川となり♫
その家は倒れた♫
私が小学生低学年の頃、
踊りながらこの歌を教えてくれた方がおられます。
夏休みになると、きまって都会から従妹の一家が
普段は空き家となっている新屋に毎年遊びに来られました。
私が遊びに行くと
いつもは飲むこともない、当時ハイカラなカルピスを
水玉模様のしゃれたグラスに冷たい氷を浮かべ、
都会の飲み物として、いつも出してくださいました。
セミの鳴き声が大きく聞こえる、けだるい夏のジリジリとした暑さの昼休み
大人は戸が空きっぱなしの部屋で、決まって扇風機をかけて昼寝をされます。
子供は入道雲を気にしながら、浮き輪をふくらませて琵琶湖に泳ぎに行きます。
水中メガネが曇らないよう水で内側を濡らし、
足先まで見える透き通った琵琶湖の湖底を潜って探します。
「みっけ」
握ったシジミを誇らしげに突き上げ、
泳ぎに行った子供らで、みつけた数を競争をします。
2時間ほど遊んで家に帰り
シジミは桶に汲んだ井戸水に入れ、砂を吐かせます。
得意げに目覚めた大人に、幾つ取ったと自慢しなければなりません。
次の日の朝は決まってシジミの味噌汁です。
先日、両足を火傷されたことをお話ししましたね。
先生の話では、2か月の入院で元の生活をされると思っていたのですが
お亡くなりになりました。
私たちもびっくりしましたが
一番びっくりされたのは本人でしょう。
私に歌を教えてくれたのはこのかたです。
身近に不幸があると、普段は気づかない
誰にも訪れる「死」という現実と向き合い
改めて人間のはかなさ、無常を感じます。
「朝(あした)には紅顔ありて・夕(ゆうべ)には白骨となれる身なり」
白骨のご文書ですが
聴聞させていただくたびに、
その通りだと思わされます。
普段、己は気付かないが、
必ず朝日が見られるわけではないことを
改めて私たちに教えていただいたと思っています。