みなさん、こん^^
今回は魚のゆりかご水田についてお話します。
長寿命化対策にて、数年前から毎年堰板を簡単にはめられるよう魚道の改修工事が行われていました。
ここに堰板をはめて、魚がたんぼまで入ってこられるよう堰板によって水位を上げます。
手前の溝に堰板がはめられます。4~5か所順番に堰板の高さを高くしていき、水位を上げていきます。この工事により、ずいぶんと楽に堰板がはめられるようになります。
本年度はその工事の最終年度となり、すべての排水路にこのような工事が完了したことになります。この取組は平成14年度から始まったのですが、農家だけでなく地域住民すべての理解と参加により成り立っています。
樋門が見えますが、その先はびわ湖です。
毎年の年間行事となり、沢山の方がこの取組に賛同いただき、さらなる目標へと、進化を続けています。
昨年は、残念なことに2等米が多く発生しました。原因はやはり異常気象です。10年前に比べ、最低気温、最高気温が高くなり、稲の生育温度をはるかに超える、日中の気温35度を超える日数が年を追うごとに増えてきています。JAとこの地域に合った作付け計画を作り直す必要があり、本年度から取り組まれます。
また、滋賀県が「SDGs」の特徴を活かした滋賀県基本構想をスタートされました。
この魚のゆりかご協議会が進める、魚のゆりかご米栽培は国連が掲げられる17の目標に多くが現在でも合致します。滋賀県担当者さんやJAさんのほうで、いろいろなアクションをお考え中ですが、今後の取り組みが非常に楽しみな事業だと、ありがたく思っています。
いずれにしろ、国、県、JA、地域農家が同じ目標をもって取り組む事のできる魚のゆりかご米栽培を私たちの地域で行っていることは、私たちの誇りでもあり、ご縁があってこの地域の行事に参加された方々に対し、この地域の良さをアピールする場でもあり、気軽に参加いただき、楽しく1日を過ごされて、おなかいっぱい、ご飯や地域の農産物を食していただき、楽しんでいただく場を提供できればと、地域農家の1人として思っています。
*表題変更2月23日